巷の生産性談義
- 生産性を高める:いろんなリソースを複合的に踏まえて生産量を伸ばす
- 効率を高める:労力に対して仕事量を伸ばす
- 能率を高める:時間に対して仕事量を伸ばす
→これだけではない気がします
個人的な考えですが、効率的であることと生産性の高さは直結しません。 (生産性は「人が消費するものを生み出せているかどうか」がポイント;よりたくさんの人が消費したいものを生み出せるほど生産性が高い)
生産性の指標は「ありがとう」の数
- 生産性が高い:他者にとって価値あるものを生み出す効率 / 能率が高い
- 効率 / 能率が高い:同じことを実現するためにかかる手間 / 時間が少ない(最小のリソースで最大の結果を得られる)
本当の意味で生産性を上げるには人それぞれの価値観、あるいは社会・集団の価値判断の基準を知る必要がある(誰かが消費したいと思うものを生み出す必要がある)
このように生産性が価値判断を含む一方で、効率化や能率化については価値判断を含める必要がありません。 品質を損なわずに必要な作業手順を減らす、別の作業で代替するなどしてアウトプットの量を増やすなどです。
つまり、価値あるものをしっかり見定めていれば、効率化によって生産性は高まりますが、逆に見定めることができていなければ、いくら効率や能率を追求しても生産性は高まらない。
非効率に宿る人間らしさ
人間は往々にして非効率をおしてなおこだわりたい情熱を持ちます。 私はそんな非効率も含めて「最適」を目指すスタンスを取っています。 端から見て不必要にも感じられるこだわりこそ、「誰かの価値」となるポテンシャルを秘めている気がします。
何が最適かは価値観に基づくという話でした。